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[20090704]

Mechanical WonderMechanical Wonder
(2001/05/01)
Ocean Colour Scene

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21世紀に入ってプロデュースを代えて新たなサウンドを目指した作品です。スタイルカウンシルのようなネオアコやアシッドジャズのスタイルを取り入れて、よりモッズサウンドを追求しているようです。ただ懐かしさだけを追求するだけではなく、今を活きる、今あるべきモッズサウンドを生み出しているようです。

1. Up on the Downside
2. In My Field
3. Ball on My Boat
4. Biggest Thing
5. We Made It More
6. Give Me a Letter
7. Mechanical Wonder
8. You Are Amazing
9. If I Gave You My Heart
10. Can't Get Back to the Baseline
11. Something for Me

Up on the Downsideはもろスタイルカウンシルなナンバーで、彼等の器用さを感じさせます。In My Fieldはまるでザフーのような曲で、その後のバラード曲もザフーを連想させます。今回のアルバムのキーワードはザフーのようです。ザフーにもポップな曲があり、プログレッシヴな曲があり、ハードな曲があります。それらのフォーマットを自分達のものとし、他のブリットポップバンドが失速していくのを尻目に自分達のスタイルを押し進めています。

しかし、彼等もブリットポップブームの衰退と共に売り上げは落ちていく事になります。日本盤ではお馴染みのカバー曲はこれまでビートルズのデイトリッパーやジャムのカーネーションがありましたが、今回はザフーのエニウェイ・エニハウ・エニホエアが入っています。このカバー曲でその時の方向性がある程度見えてきます。全盛期の作品とは雰囲気が変わってきていますが、基本は変わっておらず、モッズの再興を目論む実に英国的なエッセンスに溢れています。

Up on the Downside

Biggest Thing

We Made It More

Give Me a Letter

Mechanical Wonder

If I Gave You My Heart

Can't Get Back to the Baseline

[20090704]

One from the ModernOne from the Modern
(1999/09/13)
Ocean Colour Scene

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ここまでブレンダンリンチによるプロデュース三部作はどれも英国的なジャケットが印象的で、どれも甲乙つけがたい名作ばかりです。ここまでが彼等の全盛期だといって良いでしょう。このアルバムではこれまでのサウンド以上にメッセージ性のある歌詞が特徴になっています。ポールウェラーの影響もあるのでしょうが、ブリットポップのバンドの中でも硬派な彼等らしい作品になっています。

1. Profit In Peace
2. So Low
3. I Am The News
4. No One At All
5. Families
6. Step By Step
7. July
8. Jane She Got Excavated
9. Emily Chambers
10. Soul Driver
11. The Waves
12. I Won't Get Grazed

Profit In Peaceはまるでポールウェラーのソロ作品のようなサビを持った作品です。ポールウェラーのソロアルバムではサザンロックな感じがありますが、オーシャンカラーシーンもモッズの黒人的なスタイルを押し進めていってサザンロックのようなスケールに行き着いている感じです。オーガニックなグルーヴに英国的な味付けをシンプルに施したおおらかさがあります。ファズベースがザフーのようなI Am The Newsではスタイルカウンシルでドラムを叩いていたスティーヴホワイトがタブラを叩いてモッズサイケな感じを出しています。

これに現代的なシンセによるギミックをプラスして90年代らしいサウンドに仕上げています。新しい手法によるサイケギミックは彼等のソリッドなサウンドをよりもり立てます。そこにジョージハリソンのような声のサイモンが入ってきますので、60年代のあらゆるおいしいサウンドがミックスされた幕の内弁当のような豪華さです。メロトロンも使用して正にアビーロードの続きを聴く事が出来る思いです。ファーストアルバムで造り上げようとしていた彼等の方向性がここに来て確立されたと思われます。

Profit In Peace

So Low

I Am The News

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[20090704]

Marchin' AlreadyMarchin' Already
(1998/04/27)
Ocean Colour Scene

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前作の逞しさに加えて巧妙さも出てきた内容的にも彼等の最高傑作と呼ぶべきサードアルバムです。スモールフェイセスのようなモッズ感覚に加えてキンクスののようなフォーク感覚も加わり、切ないくらいの旋律が溢れたアルバムです。テープの逆回転サウンドなどサイケなギミック音も多用していますが、古くささを感じない所がブレンダンリンチの手腕によるところが大きいと思います。

1. Hundred Mile High City
2. Better Day
3. Travellers Tune
4. Big Star
5. Debris Road
6. Besides Yourself
7. Get Blown Away
8. Tele He's Not Talking
9. Foxy's Folk Faced
10. All Up
11. Spark and Cindy
12. Half a Dream Away
13. It's a Beautiful Thing

サイモンファウラーの声はジョージハリソンに似ています。ですから切ないバラードではジョージのような泣き節になります。先行シングルのHundred Mile High Cityはスモールフェイセスのような歯切れのいいリフによるリズムの曲で、それでいて90年代らしいミキシングで更にメリハリの効いた勢いのある曲になっています。全体的にはアコースティックでフォーキーな響きを持った内容なのですが、静と動のコントラストが見事で全体を飽きさせる事無く聴き通す事が出来ます。

オーシャンカラーシーンはブリットポップの中でも、単なるノスタルジアやレトロ感覚だけではないオリジナリティーとスペックを持ったバンドで、元ネタが分からないくらいに曲を自分達のものにしています。ブリットポップというブームが無くてもこれだけの作品ならば成功していた事でしょう。All UpはインストでR&B色が強い曲です。これはスタイルカウンシルのような感じですが、ハードなアレンジが彼等らしい所です。とても英国的なモッズ感覚に溢れながらも新しい名盤です。

Hundred Mile High City

Better Day

Travellers Tune

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[20090704]

三文ゴシップ三文ゴシップ
(2009/06/24)
椎名林檎

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椎名林檎が帰ってきた!!アルバム加爾基 精液 栗ノ花で行き着く所までいってしまった林檎は念願の自分のバンド東京事変を結成。バンドとしての可能性を期待していましたが、これは期待はずれ、全員が元バックメンバーなのでソロ作品と変わらないというか、バンドでやる意味無し、逆にソロでやっていた方が突き抜けていた。バンドとなって妙にまとまってしまった。もう椎名林檎も終わったと思っていました。しかし久々のこのソロアルバムで彼女は帰ってきました。これまで以上のポテンシャルを持って。

1. 流行
2. 労働者
3. 密偵物語
4. 0地点から
5. カリソメ乙女
6. 都合のいい身体
7. 旬
8. 二人ぼっち時間
9. マヤカシ優男
10. 尖った手口
11. 色恋沙汰
12. 凡才肌
13. 余興
14. 丸の内サディスティック (EXPO Ver.)

ソロアルバムといっても終わってしまったと思っている椎名林檎にはあまり期待していませんでした。しかし、シングルのありあまる富には期待が持てる要素がありました。それで購入を決意しました。しかしありあまる富は入っていません。それで聴くに耐える内容になっているか心配でしたが、聴いて笑いが止まりませんでした。ありあまる富なんて無くてもそれ以上の曲が詰まっていたのです。やっぱり椎名林檎はソロでこそ輝ける女なのです。アルバムジャケットや歌詞カードは全編ピンクに近い肌色一色に統一して、裸の椎名林檎と肌色ので創ったギブソンSGギターが登場します。これはゴシップと赤裸々な自分との対比なのでしょうか。

一曲目の流行でいきなり林檎以外の男によるラップで始まるのは意表をつかれました。今更ラップを入れるなんてお間抜けですが、それを帳消しにするほどの林檎の歌が漂ってきます。全編通して椎名林檎の十八番であるマイナー系ジャズ風スウィングシャッフル気味のリズムが支配していますが、これが彼女特有のメランコリックさを表現しています。密偵物語は思いっきりアシッドジャズです。他にもデヴァインコメディーのようなハリウッド系アレンジが活かされていますが、オーケストラもなまでの録音ではありますが、どれもサンプリングしたような質感を持っています。

これほど非ロックなアレンジなのにロック以外の何ものでもないという所が椎名林檎たる由縁です。久々に歌詞も良いし、メロディーも良く出来ています。初期の頃のようなポップさを取り戻しながらも更に成長した一人の女としての言葉を発しています。まだ椎名林檎は終わっていませんでした。このクォリティを失わなければ彼女はまだまだやってくれるはずです。もうバンドは辞めてソロに専念して欲しいというのは私の個人的な願望ですが、まずはこの素晴らしい名盤を創りだした彼女に最大の賞辞を惜しみなく捧げたいと思います。

流行

労働者

カリソメ乙女

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[20090703]

Moseley ShoalsMoseley Shoals
(1996/08/27)
Ocean Colour Scene

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ファーストアルバムの失敗から活動停止状態だったオーシャンカラーシーンは、ギターのスティーヴクラドックがポールウェラーのバックバンドに参加していたりして、オアシスが彼等をサポートアクトとして起用してくれたりと、周りに味方を増やしていき、4年のインターバルを経て、このセカンドアルバムで見事復活いたしました。ここではもうサイケなサウンドでは無く、ブリットポップ流行に合わせて、彼等はR&Bなモッズサウンドを基調としました。

1. Riverboat Song
2. Day We Caught the Train
3. Circle
4. Lining Your Pockets
5. Fleeting Mind
6. 40 Past Midnight
7. One for the Road
8. It's My Shadow
9. Policemen & Pirates
10. Downstream
11. You've Got It Bad
12. Get Away

ファーストアルバムに比べるとかなり逞しくなっています。彼等はスモールフェイセスやトラフィックのようなモッズサウンドを元に、かなりオリジナリティがある曲を創っています。ボーカルのサイモンファウラーを中心にドラムのオスカーハリソンは黒人という珍しいラインナップで、ベースはデーモンミケラという4人組です。サウンドの質感はコーデュロイがブリットポップしていた頃に似ています。Downstreamはストーンズのワイルドホーセスに似ています。

デビューでつまづいた彼等でしたが、このアルバムではポールウェラーがキーボードで参加していたり、プロデュースがブレンダンリンチだったりして話題を呼び大ヒット、彼等のアルバムの中でも一番の売り上げを記録しました。そういう意味では最高傑作としても良いくらいです。みんながビートルズのようなブリットポップを創っている中、イギリスの国民的にはモッズのような黒人音楽の方が支持率が高いのです。ですのでイギリスでの人気はものすごいものがあり、それが世界中に蔓延していく事になります。

Riverboat Song

Day We Caught the Train

Circle

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